炭素埋設
炭素埋設とは土地に穴を掘り活性炭を埋める方法です。
炭素を埋設することで地中にある水分の移動を活性化させ水分の調節をします。地中で水分が澱んでいると微生物である嫌気性菌が繁殖し水を腐らせます。嫌気性菌は地中の有機物を分解し、有機酸やメタンガス、硫化水素ガスなどの有毒なガスを発生させ人間にも悪影響を与えます。活性炭は有害なガスを吸着するだけでなく、地中の水分移動を活発に行い嫌気性菌が住みにくい環境にします。
施工方法
図のように直径1m、深さ1~1.2mの円柱の穴を掘り、活性炭を200g~300g入れます。それを水で固め土を埋め戻します。
★ポイント
どこか1ヵ所の埋設穴に、アース棒を埋めリード線を基礎コンクリートの配筋に結束します。
床下敷設
建物の床下に活性炭を敷き詰めます。
活性炭を敷くことで、床下の湿気調節をします。湿度が多くなると水分を吸着し、乾燥しすぎると水分を放出します。
湿度の調節は「カビ防止」「シロアリなどの害虫防止」「有害な雑菌の繁殖防止」「建物の寿命を延ばす」に役立ちます。活性炭は水蒸気を放出するときに熱を吸収して周囲の温度を下げ、逆に吸着するときには熱を発生し温度を上げます。これで「夏は涼しく冬暖かく」四季を通じて快適な空間が実現します。
施工方法
1㎡あたり20Kgの活性炭を敷き詰める。
1坪あたり不織布入り活性炭(2Kg)を16枚敷き詰める。